
子育て中に看護師で共働きって無理じゃない?



子どもが小さいうちは、看護師として働くのを諦めた方がいいのかな?
子育て中の看護師さんや、潜在看護師の方はこういった悩みを抱えているのではないでしょうか。
この記事は、そういった悩みを持つ方のお役に立てればと思い発信しています。
- 共働きママナースの悩み・辛い場面
- 子育て中に共働きするメリット
- 子育てと仕事を両立する方法
既に育児との両立に悩み、転職を検討している方は看護師転職サイトで、ご自身に合った求人探してみませんか?
子育て中の看護師が感じる悩み・辛い場面7選


可能であるとお伝えしましたが、もちろん働きづらさや、働いているからこその悩みもあります。



私も共働き中の看護師として、以下のような壁にぶち当たっています。
- 子どもの体調不良時の欠勤
- 残業とお迎えに間に合わない
- 子どもとの時間が少ない
- 自分の時間が少ない
- 夫婦の時間が少ない
- 職場の人から冷たい態度を取られる
- 他の家庭と比べてしまう
子どもの体調不良時の欠勤
子どもは急に熱を出したり、体調を崩したりしますよね。
特に、保育園に行き始めたころや、流行性疾患が増えている時期などは、いくら気を付けていても体調を崩してしまいます。
共働きでなければ、片方が看病するため問題ありませんが、我が家のような共働き家庭はそうはいきません。
どちらも仕事であれば、仕事を欠勤・早退する必要があります。



また熱が出ちゃった…。先週も休ませてもらったから言い辛いなぁ。
体調不良が長引いたり、繰り返したりすると何度もお休みをもらう必要があります。
仕方ないとは言え、職場に迷惑をかけてしまっているという申し訳なさもあり、悩みの原因となってしまいます。
残業でお迎えに間に合わない



なかなか定時で帰れないから、いつもお迎えに遅れちゃう。
定時で帰れない職場であれば、保育園・幼稚園のお迎え時間に間に合わない事もあります。
間に合わない場合の延長保育料も、1日で考えれば数百円ですが、1ヶ月でカウントするとなかなかの金額になりますよね。
その場合は月極で延長保育を申し込むのもアリかと思います。



お金の問題以外にも、お迎えが遅いことで子どもに寂しい思いをさせてしまうという切なさもあります。
残業でお迎えに遅れる事に加えて、「皆は残業しているのに自分だけ先に帰る」という状況も、悩みのタネになる可能性があります。
私は現在時短勤務で働いていますが、それでもなかなか帰れないという現状もあります。
→【看護師の時短勤務は帰れない?迷惑?悪い印象を持たれないための注意点!】
子どもとの時間が少ない



仕事して帰って、ご飯とお風呂して…。あっという間に寝る時間になっちゃうなぁ。
共働きの場合、帰宅後に家事の時間も確保しなければならないので、子どもとゆっくり向き合う時間が少ないです。
寝かしつけまでの時間が、本当にあっという間ですよね。
働くという選択肢をした時点で覚悟はしていましたが、やはり子どもと過ごす時間が足りないなぁと思う事があります。



仕事の日は朝も夜も本当にバタバタしています。
子どもと過ごす時間が仕事の糧になっている方にとって、これは重大な悩みですよね。
自分の時間が少ない
仕事以外の時間は、子どもとの時間に費やすので、自分の時間が本当にありません。



子どもとの時間も大切だけど、たまには1人になりたいかも。
ママであっても、そう思うことは当たり前で、何も悪いことではありません。
しかし、自由な時間が少なく、自分時間が確保できない現状があります。
1人の時間が好き、という方にとっては大きな問題になってしまいます。
夫婦の時間が少ない
子どもと過ごす時間が少ない、自分の時間が少ない、となると必然的に夫婦の時間も少なくなってしまいます。



これは私も如実に感じています。
時間さえあれば娘と遊んだり、ちょっとひと眠りしたりするので夫婦の時間が激減しています。
夫婦仲は円満ですが、なかなか2人でゆっくりする時間がありません。
看護師の仕事は激務であるため、仕事の日は育児と家事に追われて寝るだけの毎日になっています。
これまで夫婦の時間を大切にしてきた人ほど、この悩みを感じやすい傾向にあります。
職場の人から冷たい態度を取られる



また子どもの熱?はぁ…。
欠勤や早退が続くと、周囲の人に悪い印象を持たれやすい傾向にあります。



休んだ日に出勤だったスタッフは、穴埋めするため何倍も働いているため仕方ないかもしれません。
それに加えて、『女社会・噂好き』という看護業界の特徴があります。



またあの人休んでたらしいよ。もう5日くらい休んでるんじゃない?
職場の雰囲気にもよりますが、自分の居ないところで陰口を言われている可能性もあります。
噂が巡り巡って、内容がオーバーに伝わってしまうという事もあり得ます。
他の家庭と比べてしまう



うちの旦那は、家事も育児も完璧なんですよ~
いろんな悩みを抱えている中、同僚のちょっとしたノロケや自慢話が耳に入ると、落ち込んでしまいますよね。
女性の職場なので、休憩中に家庭の話になりやすいことも原因です。
そのため自分以外の家庭が羨ましくなったり、自己肯定感が下がってしまうような場面もあります。
マウントを取り合うような女社会だからこその悩みかもしれません。
看護師が共働きで子育てをするのは無理?



なんかすごいハードル高そうだけど、共働きできるの?
結論から言うと『子育て中の看護師も共働きをすることができます』。



私は現在1歳の娘を育てながら、看護師として急性期病院で勤務しています。
復帰後数日は残業となりましたが、カンを取り戻した今は定時で帰れる日が多くなってきました。
私の病棟には、私以外にもたくさんのママナースが居ます。
- 日勤のみフルタイム
- 夜勤込フルタイム
- パート勤務
- 時短勤務
など、共働きのママナースが色んな勤務形態で働いています。
そのため、『看護師×共働き×子育て=可能!』である事は断言できます。
これから説明するような工夫を行い、共働きでも子育てと両立できる環境・マインドを作っていきましょう。
共働きママナースのお悩み解決法7選!





働きたいけど、共働き中の子育てって絶対大変だよね?



もちろん大変ですが、乗り越えるための解決法はあります。
- 時短で働く
- 利用できるサービスは利用する
- 仕事が休みの日も保育園を利用する
- 育児・家事の完璧をやめる
- 家族の協力を得る
- 同じ悩みを持つ人に相談する
- 子育てがしやすい場所へ転職する
時短で働く
今、育休中でこれから復帰する方がまず検討したいのが「時短勤務」です。



私も1年のブランクのあと、仕事と育児が両立できるか不安で時短を選びました。
- 業務量を配慮してもらえる
- 定時で帰れるようサポートしてもらえる
- 残務があれば引き継いでもらえる
このようなメリットがたくさんあるので、時短で復帰して本当に良かったと感じています。
申し訳なさもありますが、出来る事を精一杯頑張っていきます。
時短勤務の実際については、【病棟看護師の時短勤務は無理?大変?体験談で解説!】を参考にして下さい。
利用できる支援・サービスを利用する
子育て中の方に向けた支援はたくさんあります。
- 保育園・幼稚園
- 延長保育
- 病児保育・病児後保育
- ベビーシッター
- ファミリーサポート
利用条件等はありますが、どれも共働き家庭には有難い事業・サービスですよね。
現代は核家族化が進み、近くに頼れる人が居ないという家庭も多いかと思います。



我が家も、私と夫でなんとかやっていかなければなりません。
もちろん、その覚悟で子どもを産んだので、色んなサービスを利用しながらしっかり子育てしていきます!
仕事が休みの日も保育園を利用する



仕事が休みでも利用できるの?
仕事が休みの日は「原則自宅保育」という園もありますが、多くの園で仕事の日も利用する事ができます。
娘が通う園も利用できるため、私も休みの日に毎回ではなく月に1度ほど利用していきます。
お子さんの体調や、シフトなどで利用を検討しましょう。
育児・家事の完璧をやめる
よっぽど器用な方でないと、共働きで育児と家事の完璧は無理です。
完璧にしなければ、と思うほど上手く行かない日々にイライラしたり、自己嫌悪に陥ったりしてしまいます。
私も、このマインドに慣れるまでは、どれも全力で行っていました。
それより、今は「ラクさ」を優先して、いろんな場所で手抜き・時短を意識しています。



ちょっと部屋が散らかってても、健康で毎日笑顔ならオールOK!
どこかで気を抜かないと、パンクしちゃうのでほどほどが一番です。
家族の協力を得る
共働きで子育てをする看護師ママには、家族のサポートは必須です。
近くに祖父母が居てサポートが得られる方は、とても心強いですよね。
しかし、私のように頼る人が居ない方は、「夫」の家事育児に対する姿勢はかなり重要です。
- 家事を担当制にする
- できる方が家事をする
- お迎えは交代で行く
家庭によってスタイルは様々なので、あなたの家庭にあった方法で家事・育児を一緒に行っていきましょう。



『手伝う』『サポートする』といった、補佐的な意識ではなく、主体的に行動してもらいたいですね。
同じ悩みを抱える人に相談する
毎日が順調に過ぎている人に相談すると、羨ましかったり比べたりする気持ちが芽生えてしまいます。
それよりも、同じ境遇にある人に相談すると、よりリアルなアドバイスをもらえる確実が高いです。



同じ悩みを共感するだけでも、心が楽になりますよね。
アドバイスが欲しいというより、「共感してもらいたい」気持ちが強いのが女性の特性でもあります。
『傷を舐め合う』と言えば聞こえは悪いですが、それが共感の本質でもあるため、とても重要です!
子育てがしやすい場所で働く



残業も多いし、休みにくいし、このまま働くのは無理かも…
既に共働き中で、そう感じてしまう方は子育てがしやすい場所への転職がベストです。
これから復職される方は、「いかに子育てがしやすいか」という視点で職場選びをすると、長く勤める事ができます。



でも、働いてみないと分からないよね。ガチャ感強くない?
転職・復職を成功させたい方は、看護師転職サイトを利用するのが絶対にお勧めです。



実際に私も現在の職場に勤める前に、利用しました!
\子育てしやすい職場を探す/
転職サイトを利用したことない方は、不安や疑念があるかと思います。
利用の注意点を含め、【筆者が感じた看護師転職サイトのメリットとデメリット!】で解説していますので参考にして下さい。



とりあえず求人を見たいだけ、という方も利用できますよ!
子育て中の看護師が共働きをするメリット3つ!
悩みも尽きず、両立のためには多くの工夫が必要ですが、子育て中の看護師が共働きをすることで得られるメリットもあります。



どのようなメリットがあるか説明します。
- 収入が増える
- 母親・父親以外の自分で居られる
- 子どもに働く姿を見せれる
収入が増える



やっぱり、収入は多い方がいいよね。
1馬力よりも2馬力で働く方が、当然ですが資産は増えます。
私は目先の生活費を稼ぐというよりも、将来必要になる子どもの学費や、老後資金のために共働きを選びました。
潜在看護師で復帰を考えている方は、収入を増やしたいという理由が多いと思います。
今は専業主婦をされている方も、子どもがある程度大きくなれば、働くことを検討してみてもいいかもしれません。



いきなりフルタイムは難しいので、パートで働ける場所から慣らしていきましょう。
\パートの求人を探す/
母親・父親以外の自分で居られる
可愛い我が子のママ・パパである事は、この上ない幸せであることに違いありません。



でも、働いてる人ってキラキラして見えるなぁ。
育休中、そんな気持ちが私にはありました。
「社会で働く・活躍する」という、今まででは当たり前だったことから遠のいて、疎外感を感じていました。
いざ育休終了し職場に復帰すると、もちろん体力的にはキツいですが、どこか充実感を感じています。
家での自分と、職場での自分、どちらも大切にしたい方にとって、現場復帰で得られるメリットは大きいです。
子どもに働く姿を見せれる
働かずに、子どもとゆっくり過ごす時間も、かけがえのない大切な時間です。
しかし、働く姿を見せることができるのも、共働きのメリットではないでしょうか。
「働くお母さん」という姿を見せる事ができるのは、働く選択をした方だけです。
どちらが優れている、劣っているという話ではないので、色んな感じ方があるかもしれません。



私は、ママとしての私・働く看護師としての私を娘に見てもらいたいなぁと思います。
まとめ:ママナースの共働きは働く場所・働き方が超重要!
どんなに時短家事や、子育てサービスを利用しても限界があります。
やはり1番重要なのは『どこでどのように働くか』です。
看護師という資格を持っている私たちは、色んな働く場所・様々な働き方を選ぶ事ができます。



子育て期間中は、ワークライフバランスが保てるような働き方がベストですよね。
常勤・パートのどちらで働くか悩まれている方は、【子育て中の看護師へ!常勤とパートのメリットとデメリットを解説!】を参考にして下さい。
今のあなたにあった転職先は、看護師転職サイトで探す事ができます。
私が利用した中でも、1番のオススメは『看護のお仕事』です。


『看護のお仕事』を利用して、共働きでも子育てと仕事を両立できるような働き方をしてみませんか?
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素敵な職場が見つかる事を応援しています。
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