- 「時短で復帰するけど、病棟勤務が出来るか不安」
- 「復帰する病棟に時短勤務者がいなくて、流れが分からない」
- 「実際の、病棟の時短勤務者の業務が知りたい」
これから時短復帰するのが不安な方や、現在病棟で働いている方のお悩みをサクッと解決します！
これまでフルタイムで働いてきた方でも、時短だと同じように働けるか不安ですよね…
私は、育休明けに時短勤務で急性期病棟に復帰しました。
その経験を踏まえて、『病棟看護師、時短勤務のリアル』をお伝えできればと思います！！
- 病棟で働く時短看護師の率直な感想
- 病棟での時短看護師の役割
- 時短看護師の病棟復帰で辛い場面
- 病棟での時短勤務が無理と感じたらやること
既に、「時短での病棟勤務が限界！」と感じている方は、転職を視野にいれて求人チェックを進めるのも手です。
実は私、1人目の育休明けは仕事と子育ての両立に悩み、軽い鬱状態になってしまいました；；
子育てしながらの病棟勤務が、想像以上にキツく、「もう辞めてしまおう…」と、夜な夜な求人検索する日々でした。
求人を見ていると、自宅からでも通える場所に、いくつか働けそうな職場があって、ホッとしたことを覚えています。
「病棟キツイなぁ…」と１mmでも思っている方は、私のように求人検索と情報収集だけは早めにした方が良いです。
私のように、ポチポチ求人検索をしたい方は、転職サイトの求人検索機能がめちゃくちゃ便利なので使ってみて下さい。
転職サイトは、今すぐ転職する予定がなくとも、情報収集だけの利用もできます。
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ママナースにおすすめの転職サイトを詳しく解説した記事もありますので、参考にして下さい◎
看護師の時短勤務で病棟復帰は無理？
結論から言うと、可能です。（いや、できるんか～い）
実際に、私は急性期病院の一般病棟で時短として、なんとか働いています。
私は7時間勤務で、部屋持ちやフリー、リーダーとして勤務しています。
復帰1週目は残業が続きましたが、少しずつ仕事のカンを取り戻して、定時で帰れる日が多くなってきました。
病棟で時短って絶対無理だと思ってた。
しかし、職場によっては、時短でも毎日残業させられたり、フルタイム並の責任・役割を負わされる場所もあります；；
そういった職場は、ぶっちゃけ「貢献する価値がない」ので、自分の人生を優先させて、逃げ出すのも全然アリだと思います…！！
病棟で働く時短看護師の仕事内容・役割
実際に、時短で働く病棟看護師はどんな業務を任されてるの？
私の病棟の時短看護師が担当している業務は以下になります。
部屋持ち
時短勤務でも、もちろん部屋持ちはします。
部屋持ちをしている以上、オペや内視鏡、化学療法など様々なイベントがあるので、盛りだくさんの日は残業覚悟です…；；
「時短だから重症度の低い部屋」という配慮をして頂いているのかもしれませんが、毎日というわけにもいきません。
若手が多い日などは、重症度の高い部屋を見る人が居ないので、時短でも呼吸器患者さんを見る事はあります。
とにかく、「記録」が終わらなくて帰れない事が多いので、昼休みの10分を使って記録したりなど、とにかくスーパー早送りモードで動いています…！！（しんどい…）
フリー
スタッフが充実している日は、フリーを任される事が多いです。
私は7時間の時短ですが、同じ病棟には6時間の時短の方もいます。
そのため、私よりも勤務時間の短い6時間時短の方がフリーを担当することが多いです。
清拭や入浴介助などのケア・移送など、外回り的な役割なので精神的負担も軽くなります。
しかし、フリーは常に皆のサポート、手伝いをしなければという意識があるため、私は部屋持ちの方が働きやすいと感じています。
個人的には、「うわ～今日フリーか…」と思うほど私はフリーが苦手です。
新人さん・中途さんの指導係
え？フルタイムじゃないと無理なんじゃない？
これは、指導される立場の「新人さん・中途さん」の意見でもあるかもしれません。
私の病棟は若手のスタッフが多く、指導できる立場の人員が少ないため時短であっても新人さん・中途さんのフォロー役を担っています。
しかし、私は16時30分までの勤務のため、その時点では新人さん達は業務が終了していない事が多いです。
なので、私が退勤した後も新人さん・中途さんが困らないよう考えながらフォローが必要です。
まさか育休復帰2週目で新人さんに指導する立場になるとは思いませんでしたが、おかげで思い出しながら仕事を進める事ができています。
リーダー
リーダーが時短で早く帰ったらまずいでしょ！
（めめめめ迷惑なんですけど！？）
と言いたい気持ちも、ほんっとに良く分かります！！！
でも、私の職場はリーダーが2人体制で動いているため、１人がフルタイム・１人が時短というペアでリーダー業務をする事が可能なんです。
というか、先ほどもお伝えしましたが、リーダーや指導できる人材が少ないため時短であってもリーダーをせざるを得ないのが現状です。
そのため、これまでの時短看護師もリーダーをしていましたし、私もリーダー業務を行っています。
【時短＝リーダー業務免除】ってわけじゃないんだね。
個人的には、部屋持ちをしたときの残務を他のスタッフへ依頼するよりも、リーダー業務を時間内に完結させる方が性に合っているなと感じています！
病棟で働く時短看護師が辛いと感じること4選
時短看護師が病棟で働くのって大変なの？
フルタイムと比べると働く時間が短いのでその面では楽かもしれませんが、「時短勤務だからこその大変さ」もあります。
一つずつ詳しくお伝えします。
引継ぎが申し訳ない
時短勤務の悩みどころは、帰り際の申し訳なさ。みんな忙しい中、仕事を託して帰るのは、なかなかメンタル削られる。そんな話をしてたらフルタイムの先輩が、「給料減らされてるんだから、時短は帰って当たり前！」って言ってくれて、少し心が楽になった☺️出来ることを、精一杯やっていこう！
— ぴり@看護師ママ🎀育休明けナース💉 (@pirii0908) April 1, 2022
これまでにも説明した通り、時短勤務であっても「部屋持ち」をするため、自分が退社した後の引継ぎを誰かにしなければいけません。
OP迎えや、時間指定の処置・点滴投与など、「自分の勤務時間内には終了できない業務」を、他者に依頼しています。
これが非常に申し訳なく、仕方のないことであっても言い辛さを感じています…
時短なんだから、時間外の業務は依頼するのが普通なんじゃない？
私も、自分がフルタイムで働いている時はそう思っていました。
しかし、実際に自分が業務を依頼する立場になると、とても申し訳ないのです；；
この引継ぎをする相手によっては、たま～に嫌な顔されちゃいますしね…。
これは時短で復帰した限りは、割り切るしかないんだろうな～と思います。
急性期病棟で働いているため、周りのスタッフも忙しさに追われているという事も要因のひとつなんでしょうね…。
肩身が狭い
緊急入院来るけど、ぴりさん…は、時短だから頼めないんだった。
誰か他の人に頼むね！
時短のため、退社後の引継ぎのみでなく様々な場面で配慮をして頂いていると感じます。
15時以降の緊急入院など、残業になりそうな業務は時短看護師には回ってこないため、とても有難いです。
有難い反面、「私はこの病棟で役に立っているのだろうか…」という感情が生まれてしまい、肩身の狭さを感じています。
産休前は、緊急入院・緊急手術、なんでも来い！と言わんばかりにバリバリ働いていたため、その時とのギャップに戸惑っているのも事実です。
（役立たずでスイマセン…と何度心の中で唱えた事か…。）
時間内に業務が終わらない
フルタイムの時は8時間で終わらせていた業務を、今は時短の時間内で終わらせなければなりません。
患者さんからすると、フルタイムなのか時短なのか、という労働形態は全く関係ないので、当たり前ですが定時間際でもおかまいなしです。
フルタイムの方と同等の看護を提供しなければならないので、単純に時間が足りません。
昼休みを削って記録をするなどして、なんとか終わらせるようにしています。
ケアや医療的処置のクオリティを下げるわけにはいかないので、その他の無駄をとことん減らしながら働いています。
そもそも、「受け持ち人数は変わらないのに、帰る時間は早い」←これが無理ゲーの原因だと思うんですよ。
それが出来るなら、フルの時も残業なんかしてないはずですからね…。
残業のダメージが大きい
まぁ、明日休みだし30分くらい残業してもいいか～。
産休前は、こんな考えを持つ事がありました。しかし、時短勤務となるとそうは行きません。
時短で働いているという事は、終業後は「子育て」が待っているからです…！
私のように、保育園のお迎えのために時短勤務を選択している方も多いのではないでしょうか？
そんな方にとって、「残業30分」はお迎えに間に合うか間に合わないかを決める、大きな30分になります。
帰宅後の育児・お迎えの時間などを考えると、時短勤務の残業はこれまでの残業よりも、はるかにダメージが大きいのです；；
病棟で働く時短看護師は夜勤あり？
時短なんだから、夜勤は無しでしょ！
そんなイメージが強いですが、結論からいうと「夜勤の有無は職場によります」。
夜勤免除してくれる、希望すれば夜勤ができる、夜勤を強制する…、これは勤め先次第なんです。
ちなみに私は希望で、月2～3回夜勤をしています。
祖父母など頼れる人は近くにいないため、今までの様に月５～６回というのは難しく、少なめに夜勤を組んでもらっています。
詳しくは、【看護師の時短勤務は夜勤あり？→筆者は復帰１ヶ月で夜勤開始！】という記事を参考にして下さい。
「時短での病棟勤務はもう限界！」と感じたら
時間内に勤務が終わらないし、引継ぎは申し訳ないし、病棟での時短はもう無理…
『病棟×時短勤務』は相性が悪いので、続けるのはなかなか難しいかもしれません。
そんな方は次の解決策が有効です。
パートへ変更する
パートと時短って似たようなもんなんじゃないの？
そう思っている方も多いでしょうが、パートと時短は大幅に違います。
- 土日など固定で休める
- 曜日を指定して働く事ができる
- さらに短時間の勤務が可能
- 業務量がグッと軽減する
パートになる事で、このようなメリットを得る事ができます。
パートになれば、もっと定時で帰りやすくなって育児にかける時間が増える！！
病棟の時短勤務で、残業が多い・週末の休みがない、と悩んでいる方はパートへの変更をお勧めします。
現在の部署・職場のままで、時短からパートに変更できるのであれば、新しく業務を覚える必要もないため一番スムーズです。
反対に、「これからもココで働くのはちょっと…」と思っている方は、新しくパートで他の職場に移る方がメリットが大きいかもしれません◎
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部署異動を申し出る
これまでお話した通り、「病棟×時短勤務」は悩みがとても多いです。
そのため、働く場所を病棟から他の部署へ変更することで、現在の悩みを減らすことができます。
- 外来
- 透析室
- 手術室
など、病棟以外の場所が現在勤めている場所にあれば、異動も検討してみましょう。
特にオススメなのは「外来」です。
想定外の事が起きにくく、ナースコールにも追われない環境は時短ナースにとって、とても働きやすいです。
私も病棟看護師として勤務しつつ、リリーフとして外来勤務する日もありますが、病棟よりも業務量は少なくピタッと帰る事ができます。
でも、外来ってめっちゃ人気だから、なかなか異動できないんだよね…。
そうなんです…。子育て世代にはめちゃくちゃ人気なのが、外来なんです。
だから、異動を待つよりも、転職した方が良いパターンの方が多いです◎
病棟以外へ転職する
確実な方法は、病棟以外への転職することです。
実際に時短として病棟で働いている私が感じるのは、「時短と病棟の相性は悪い」ということです。
時短勤務で定時に帰りやすい職場に転職すると、これまでよりも心身の負担は軽くなります。
- クリニック
- 有料老人ホーム
- 訪問看護
- デイケア、デイサービス
このような、緊急入院や急変の少ない場所が、時短勤務の方にはおススメです。
もし、今あなたが病棟で時短で働いていて、残業や忙しさに悩んでいるのであれば転職をお勧めします。
でも、転職して時短で雇ってくれるところあるの？
職場によって期間や条件が異なりますが、転職サイトを使えば時短での転職も可能です。
レバウェル看護のような、エージェント型の転職サイトであれば、
- 転職後から時短で働ける職場・施設を探せる
- 希望の職場を選び、時短について交渉してもらえる
- 時短可能であれば、応募までサポートしてもらえる
このような、ちょっと面倒なことを代わりに行ってもらえます！
自分では伝えづらい内容の交渉までしてもらえるなんて…有難い！
詳しくは、『ママナースに本当におすすめできる転職サイト３選！』で解説しています♪
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まとめ：病棟看護師の時短勤務は大変！
病棟は、ナースコール、急変、緊急手術、膨大な記録などに追われるため時短で働くのはなかなか大変です。
私も毎日、時間と闘いながら仕事をしています。
仕事で疲れて、家事や育児がままならなければ本末転倒ですよね。
「時短ツライ…」と感じている方は、こちらの記事を一度読んでみて下さい。
「病棟から離れたいけど、時短勤務は続けたい！」、という方は異動や転職で環境を変えてみましょう。
転職を検討している方は、看護師転職サイトで時短勤務OKの求人を探せます◎
転職サイトからたくさん電話かかってきたりするの？
一度は電話連絡が入ります。転職したい方を転職希望時期を伝え、求人を見たいだけの方は「今は情報収集だけ」と伝えればOKです。
電話なしで使える転職サイトは、こちらの記事でまとめていますので参考にして下さい。
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