あぁ…仕事に行きたくない。行きたくないけど、辞める勇気もない。
辞めたいのに、なかなか言い出せないで時間だけが過ぎていく。
辞めたいけど言い出せずに、無理して仕事に行っている看護師はとても多いです。
辞めたい気持ちを押さえたまま、辛い状況で働いくことで生じる弊害は山ほどあります。
- 身体的・精神的な症状が現れる
- 「看護師」という仕事自体が嫌になる
- 仕事でのミスが増える
- プライベートも楽しくなくなってしまう
- 休みの日も仕事の事が頭から離れない
このような状況を避けるためには、辞めたい原因を解決するか、退職するしかありません。
この記事は、辞めたいけど言えずに悩んでいる看護師が前に進めるような内容になっています。「辞めたい・辛い」は我慢しなくてもいいんですよ。
- 看護師が退職を言い出せない理由
- 看護師の退職理由ランキング10
- 辞めずに様子を見るか、すぐ辞めるべきかの基準
- 看護師が辞めるには円満退職か退職代行
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看護師が「辞めたい・退職したい」を言えない理由
私もそうでしたが、看護師が「辞めたい・退職したい」を言えずに悩む理由はいくつかあります。
- 人手が少なく言い辛い
- 師長・上司が怖くて言い出せない
- 辞めたいと言ったら働き辛くなる
- 育ててくれた職場に申し訳ない
- 過去の退職者が嫌がらせをされていた
- 転職への不安がある
人手が少なく言い辛い
毎日キツキツのメンバーでやってるから、私が辞めたらどうなるんだろう…
人手が少ないのは、その職場の業務体制・人員確保に問題があるのですが、退職する側としては気になりますよね。
自身が退職した後のことまで考えてしまう優しい人は、人手不足が心配で言い出しにくいという問題があります。
退職者は人手不足の責任を感じてしまいがちですが、これは職場の体制に問題があるので、あなたが思い詰める必要はありません。
師長・上司が怖くて言い出せない
辞めるって事は、あのパワハラ上司と面談しなきゃなんだよね…
退職意思を伝える師長のキャラクターや、話しかけやすさは、退職者にとって超重要ですよね。
威圧的であったり、普段からパワハラ気質の方であれば、どんどん退職について言い出せなくなってしまいます。
上司が怖くて、退職を伝えるタイミングを逃している看護師は、とても多いです。
私の上司は、普段はほんわか系でしたが、勤務希望の事や異動・退職に関しては顔つきが変わる方だったので、とても怖かったです…。
辞めたいと言ったら働き辛くなる
- 退職する事が噂される
- 退職理由を詮索される
- 退職する人には新しい事を教えない
- 「どうせ辞めるんでしょ」と思われている
このような現状がある職場であれば、なかなか「辞めたい」を言い辛いのではないかと思います。
働き辛さを回避したい方は、退職は時期が近くなってから周囲に報告するのがベターです。
育ててくれた職場に申し訳ない
これは、新卒から同じ職場にいる看護師に特に当てはまります。
せっかくここまで育ててくれたのに、辞めるなんて申し訳ないな…。
もうちょっと恩返ししてから辞めないとかなぁ…。
プリセプターや、その他の先輩達から手厚いフォローがあった方ほど、感じやすい悩みです。
確かに、右も左も分からなかった頃から指導して下さった職場への恩義もありますよね。
それでも、これは「あなたの人生」なので、その職場のためだけに尽くす必要はありません。
むしろ、同じ職場で看護師人生を最後まで迎える人の方が少ないですよね。遅かれ早かれ辞める方ばかりです。
退職する時は、お世話になった方々にきちんとお礼を伝えればOKです。
過去の退職者が嫌がらせをされていた
退職予定のスタッフに、嫌がらせをする場所は少なからずあるようです。
- 残業になるような采配をする
- 重症部屋ばかり担当させる
- 忙しいのに緊急入院を取らせる
- 申し送りを聞かない・伝えない
なんて無意味で低俗な嫌がらせ…!!
退職する事が羨ましいのか、何かとキツイ態度をとる人がいます。
そんな過去の退職者たちの姿を見ていると、「自分もそうなるのでは…」という発想から、退職が言い辛くなってしまいます。
このような職場は少数派ではありますが、いずれにせよ退職は匂わせずに上司にも秘密にしてもらいましょう。
転職への不安がある
辞めたいけど、転職できるかな…。転職ガチャ失敗したらどうしよう。
まだ転職先が決まっていない方や、転職先の労働環境に不安を抱えている方は、「退職」という一歩を踏み出す勇気が起きません。
ひとつ不安を解消する策と言えば、【退職前に転職先を決めておく】ということです。
私は退職時期が決まった時点で、転職活動を開始しました。
退職後に慌てて転職活動をすると、見極める時間が足りずブラック職場と気づかず入職してしまうリスクもあります。
じっくり転職先を選ぶためにも、退職前に転職活動を開始しましょう。
まずは、看護師転職サイトに登録して、ポチポチと求人をチェックする事から始めましょう。
もともと求人を眺めるのが好きだった(変ですか?)ので、求人チェックは楽しみながらやっていました。
私のおすすめは、看護roo!とレバウェル看護(旧 看護のお仕事)です。
看護師の「辞めたい理由」ランキング
これから退職を申し出る方にとって参考になるかと思いますので、一般的な辞める理由について紹介します。
順位 | 退職理由 |
---|---|
1位(22.1%) | 出産・育児のため |
2位(17.7%) | 結婚のため |
3位(15.1%) | 他施設への興味 |
4位(12.8%) | 人間関係がよくないから |
5位(10.5%) | 超過勤務が多い |
6位(10.4%) | 通勤が困難なため |
7位(10.3%) | 休暇がとれない・とりづらい |
8位(9.7%) | 夜勤の負担が大きいため |
9位(9.6%) | 責任の重さ・医療事故への不安 |
10位(8.6%) | 本人の健康問題のため |
生活スタイルの変化や、ライフステージによって仕方ない理由もたくさんあります。
その反面、看護師特有である業務のハードさや、労働環境の悪さなどの理由も多くランクインしています。
やっぱり、皆同じ気持ちなんだね…。きつすぎる…。
もし、あなたの退職理由がこの中にあれば、【看護師の退職理由”例文”をランキングに沿って紹介】という記事で、多数の例文を載せていますので、参考にして下さい。
「辞めたい」は甘えなの?辞める・辞めないの基準は?
これくらいで辞めたいって思うのは甘えなのかな?
辞めたいと思う理由や、ストレスの大きさは人それぞれなので、一概には言えません。
しかし、本当にその職場を辞めるべきか、もう少し様子を見るべきかは、考えてみる価値があるかもしれません。
辞めずにしばらく様子を見ても良いケース
もし、あなたが置かれている環境が以下のようなケースであれば、一旦立ち止まってみましょう。
①人間関係が良好・優しい
看護師の労働環境で、何ものにも代えがたいのが【人間関係の良さ】です。
持論ですが、何よりも大切だと思っています。人間関係が良好であれば、解決できる問題・悩みもたくさんあります。
人間関係で悩む看護師は、かなり多いです。その悩みがない職場は、かなり貴重なので辞めてしまうのはもったいないかもしれません。
②ミスや失敗で辞めたい
また失敗した…辞めたい…消えたい…。
ミスやインシデントが続いて辞めたいと感じるのは、誰もが経験しているかもしれません。
私も、新人看護師時代は自称【インシデント女王】と名乗るほどミスの多い新人でした。
それでも、その経験は決して無駄にならず、経験年数を重ねるにつれてインシデントは減っていきました。
ミスに対する風当たりが強く悩んでいる場合は退職を検討すべきです。
しかし、周りも支援してくれているのであれば、後はあなたがミスを減らす努力をすればこの悩みも解決できそうです。
すぐに辞めて職場を離れた方がいいケース
反対に、今すぐ退職をおすすめするケースもあります。周りから「甘えるな!」と言われても、無視して退職して下さい。
仕事より周りの評価より、何よりも大切なのはあなた自身です。
①心や身体に症状が出ている
仕事で追いつめられて限界を迎えると、心身に症状が出てきます。
不眠症、うつ病、対人恐怖症、頭痛や吐き気、めまいなど・・・個人差はありますが、症状が出始めるとそれは危険信号です。
その状態になっても、「考え直して」と退職を引き止めるような職場は、正直に言ってあなたの事を大切に思っていません。
引き止められたとしても、自分の心と身体を第一に考えて行動して下さい。
②パワハラ・いじめを受けている
先輩や上司からのパワハラ、同僚からのいじめを受けている場合は、一刻も早く退職するべきです。
周りの環境や他人を変えるより、自分が行動した方が現実的!
例え給料が高く、休みが多かったとしても、その職場で働くデメリットが、あまりにも大き過ぎます。
あなたが我慢する必要もないので、その場から離れるのが一番です。
③プライベートの時間がない
残業ばかり、休みが少ないに加え、数少ない休みも勉強会や委員会などでプライベート時間を搾取されている。
そうなってしまうと、大げさかもしれませんが何のために生きているのか分からなくなります。
仕事に追われ過ぎて、プライベート時間の確保ができていない状態の方は、退職すべきと言えます。
そして、転職するのであれば、ワークライフバランスの取れた職場を探しましょう。
看護師の楽な仕事・職場については以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にして下さい。
看護師が職場を辞める方法2つ!
看護師が辞める方法は大きくわけて、2つしかありません。
- 就業規則に沿って自力で退職する
- 退職代行サービスを使って退職する
就業規則に沿って自力で退職する
どのような職場にも、必ず就業規則があり退職に関する規定が載っているので、それに従えば円満退職が可能です。
就業規則もチェックしたし、言うだけなんだけど…言えないのよ!
この記事を読んで下さっている方は、辞めたいと言えずに悩んでいる方が多数だと思うので、こちらの説明は省きます。
円満退職に向けては、以下の記事を参考にして下さい。
退職代行サービスを使って退職する
「辞めたい」と言えずに悩んでいる方にお勧めなのが、【退職代行サービス】です。
退職代行って…何?何をしてもらえるの?
- 退職意思を代わりに伝えてくれる
- 退職手続きを進めてくれる
- 上司や同僚に会わずに退職できる
- 一度も職場に行く事なく退職できる
- 退職前の有給休暇消化を交渉してくれる
ざっくり説明すると、このようなサービス内容ですが、「本人以外ができる退職手続きの全て」を代行してもらえます。
まさに、退職を言い出せずに悩んでいる方にとって、【救い】とも言えるようなサポートです。
料金は業者によって変わりますが、3万弱~5万程度と思って頂けたら大丈夫です。
看護師におすすめの退職代行については、こちらの記事を参考にして下さい。
>>【看護師におすすめの退職代行5選!失敗しない選び方を解説】
まとめ:「辞めたい」を言えない看護師は退職代行を利用しよう
文中で説明した通り、「辞めたいけど言えない」と悩んでいる看護師は星の数ほどいます。
時間がかかってでも、自力で辞めるんだ!という強い気持ちがあれば、いつかは退職できます。
しかし、仕事を続けるモチベーションもなければ、今すぐ辞めたいという方には退職代行は本当にオススメできます。
退職代行については、【辞めたい看護師必見!退職代行のメリットとデメリット】で詳しく解説しています。
【わたしNEXT】:女性に特化した退職代行なので看護師にピッタリ。労働組合が運営。
弁護士法人みやびの退職代行サービス:弁護士と直接やり取りして、安心の退職手続き。
退職代行サービス【辞めるんです】:業界初の後払い方式、安心の定額制。
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