
新卒だから急性期に来てみたけど、なんだか疲れてきちゃった。

急性期に転職してみたけど、私には向いてない気がする。
急性期で働く看護師は、このような悩みを持たれている方が多いのではないでしょうか?

私自身、急性期で約10年働いていますが、疲れた、もっと楽に働きたいと考えることもあります。
この記事ではそんな方に向けて、悩みの共有やアドバイスを紹介しています。
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- 急性期の看護師が「疲れた」と感じる理由
- 急性期に向いている人の特徴
- 急性期に向いていない人の特徴
- 「疲れた・辞めたい」と感じる時の対処法
- 急性期に疲れた方におすすめの職場
のんびり、楽に働きたい方は【看護師の楽な仕事10選!のんびり楽に働けるを紹介!】へどうぞ!
急性期に疲れた・ついていけないと感じる理由

急性期に疲れてしまう理由は、以下のようなものが考えられます。
- 忙しい・残業が多い
- 私生活・育児との両立が困難
- 精神的ストレスが大きい
- 医師との連携が苦手
- 仕事内容が自分に合っていない
忙しい・残業が多い

業務が忙しすぎる!毎日残業してる!
急性期に勤務する限り、この悩みは尽きないのではないでしょうか。
とにかく忙しく、毎日8時30分に出勤してから夕方までがあっという間です。
忙しく時間内に業務が終わらないため、必然的に残業も増えてしまいます。
残業が好きな方はそうそう居ないので、この理由で「疲れた」と感じてしまう看護師はとても多いです。

約10年急性期に勤めていますが、「忙しくないよ!残業無いよ!」とは口が裂けても言えません。
忙しさや残業は肉体的のみでなく、精神的負担にもなってしまいます。
楽に働きたい方は、以下の記事を参考にして下さい。「楽」を追求した職場を紹介しています!
私生活・育児との両立が困難

仕事が忙しすぎて、育児がおざなりになってる気がする。

趣味にかける時間も足りないし、体力も残ってない。
仕事に労力をかけすぎると、子育てやプライベートにかける時間が削られてしまいます。
気持ちでは育児・趣味に時間をかけたくても、仕事で疲れてしまい身体がついてこないというのが現実です。
急性期にいる限り、身体的・精神的な負担は避けられないため、このような悩みが生じてしまいます。

仕事での疲れや悩みを引きずってしまう方に多い悩みです。
ワークライフバランスを意識した時に、不満が出やすいのも急性期の特徴です。
子育て中の方は、こちらの記事で働きやすい職場について解説しています。
精神的ストレスが大きい

また急変に当たった…全然上手く対応できなかった。
当然ですが急性期は、患者さんの病態が変化しやすい場所です。
急変はもちろん、緊急手術や緊急カテなど生命の危機に直面する場面がとても多いです。
つまり、自分の看護が患者さんの生命・健康に大きく影響してしまうことになります。

命を左右するような治療に関わるのは、責任重大だね。
もちろん、そういった責任をやりがいに感じる方もいます。
中堅看護師になると、リーダー業務によるプレッシャーも加わります。
詳しくは、【リーダー業務が辛い方へ!上手く行く4つのコツと対処法!】で解説しています。
ただでさえ、精神的ストレスの大きな「看護師」という職種であるのに、「急性期」というエッセンスが加わると、ストレスMAXになる方も多いです。
医師との連携が苦手
ナースコールで訪室するとDrも居て、包交車を指差しながら「介助ついて!」とキレ気味に一言。Drがナースコールで看護師呼ぶのはアリ?
— ぴり@看護師ママ🎀育休明けナース💉 (@pirii0908) March 24, 2022
詰め所で、「誰か介助ついてもらえる?」の一言あれば印象も変わるのに…。とりあえず緊急でもないのに、Drがナースコールで看護師呼ぶのは私はモヤモヤ。
どこの病院にも、もちろん急性期でなくとも看護師に対して高圧的な医師はいます。
しかし、急性期病院であれば医師の数が多い、つまり分母が大きいためそんな医師に出会う確率が格段に上がります。
それに加え、色んな科が入院してくる病棟であれば、数十人の医師とやりとりしなければならないため、医師とのコミュニケーションが苦手と感じている方にとって精神的負担が大きいです。
慢性期病院と比べると、頻繁に医師とやりとりしなければならないのは、急性期病院の悩みのひとつです。
仕事内容が自分に合っていない

私は急性期に合ってない気がするなぁ…。
看護師も人間ですので、個性があります。
そのため同じ看護師であっても、業務内容に合う・合わないがあるのは当然です。
「合わない」と感じながら働くと、現実と理想の乖離が生まれてしまいマイナスな感情に繋がってしまいます。

実際に働かないと自分の適性に気づくのは難しいですよね。

私って急性期に向いてないのかなぁ?
急性期の向き不向きについて、次で説明していきます。
急性期の看護師に向き不向きはある?

働いてみないと分からない部分もありますが、性格ややりたい事などで向き不向きを大別する事はできます。
私は約10年間急性期病棟で勤務しているので、自分の体験や周りの傾向などから分析してみました。
まずは、どのような看護師が急性期に向いているのかについて解説します。
急性期はどんな人に向いてる?
- テキパキ働くのが好きな方
- 高度医療知識・技術を学びたい方
- 毎日変化のある看護をしたい方
- 体力・タフさに自信がある方
- 患者さんの回復過程を見たい方
このような方は、急性期向きだと言えます。
しかし、あなたがこの特徴に当てはまるのに「疲れた・辞めたい」と思っているのであれば、それは環境の悪さが原因かもしれません。
院内で部署異動を希望するなど、働く場所を変えて急性期に携わる事で、悩みやストレスから解放される可能性もあります。
部署異動が難しければ、他の急性期病院へ転職を検討するのも効果的です。

同じ急性期病院でも、環境を変えれば大幅に働きやすさも変化してきます。
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急性期が向いていない人は?
では、どのような人が急性期に不向きといわれるのでしょうか?
- 患者さんとじっくり関わりたい方
- 命に関わらない場所で働きたい方
- 体力に自信がない方
- ルーティン業務が好きな方
こちらに関しては、少し掘り下げて説明していきます。
患者さんとじっくり関わりたい方
急性期では毎日の手術や検査・急変対応などに追われているため、患者さんと向き合う時間は少ないです。
プライマリとして担当している患者さんでさえ、関わる時間が足りていません。
そのため、業務時間外で患者さんの元へ行き、コミュニケーションをとっているのが現状です。
看護師として働く上で、「患者さんとの関わり」に重きを置いている方は、理想の看護師像から遠ざかってしまうかもしれません。
命に関わらない場所で働きたい方
自分のミスで患者さんの生命に危険が及んでしまうのはとても怖いですよね。
看護師として働く限り多くの場所で命に関わりますが、急性期では特にその機会が多いです。
まさに、「命と隣り合わせ」な現場であることは間違いありません。

そのため、「命に影響するような看護はしたくない」という方には向いていないと断言できます。
実際に働いてみて、そう感じた方はこの経験を生かして「命に関わらない看護師の働き方」を探すのも一つの手です。
急性期病院で働くことだけが、看護師の役割ではありません。

体力に自信がない方
急性期で働いていると、1日中動き回っている日がとても多いです。

理想は、椅子に座ってゆっくり記録!なんだけど、無理なの?

昼休憩の時間しか座れない、という日も全然あります。
そのため、性格や目指す看護師像は急性期向きであったとしても、「体力的に難しい」というケースも少なくありません。
日勤終わりは、家事も手につかないほどクタクタになりますよね。
もともと体力に自信がない方であれば、体調を崩してしまう事も十分に考えられます。
既に体調を崩してしまっている方は、すぐにでも働き方を変える事をお勧めします。
急性期に疲れた看護師が取るべき行動


このまま続けたら忙しさにも慣れるのかな?
転職した方が良いのか悩むなぁ。

何かアクションを起こさなければ、現状改善は難しいですよね。
次に、急性期での勤務に疲れたと感じる看護師が取るべき行動・対処法について説明します。
- 業務・役割を減らしてもらう
- 部署異動を希望する
- 急性期以外の職場へ転職する
今すぐ、急性期病院から脱出したい方は、まず情報収集から始めましょう。
業務・役割を減らしてもらう

日常業務もままならないのに、委員会とかチームリーダーとか手が回らない。
繁雑な業務に加え、その他の役割があなたにとって負担になっているのであれば業務調整を依頼するという手もあります。
妥当な配分であれば申し立てをするのも難しいですが、明らかに負担が大きい場合には効果的です。

単純に業務量が減れば、今の悩みが解決する可能性もありますよね。
しかし、その行動を良く思わない同僚もいるかもしれないので、上司にこっそり打ち明けるようにしましょう。
部署異動を希望する

同じ急性期病院の中で異動しても意味ないんじゃない?
急性期病院の中に忙しくない科ってないでしょ?
急性期病院は総じて忙しい・重症度が高いというのは間違いではありませんが、それらは診療科にも由来します。

私の経験上、多くの急性期病院の中に存在していて、精神的負担・残業が少ない科が1つだけあります!
断トツで、糖尿病内科が「負担減」という点ではおすすめです。
理由は以下になります。
- 手術なし
- 化学療法なし
- 予定の検査が多く、急な検査は少ない
- ドクターが穏やか・優しい
- ADLが自立している方が多い
転職する前に、まず部署異動をしたいという方には、忙しさや業務内容などから糖尿病内科をおすすめします。
急性期病院以外の職場へ転職する

根本的に急性期が合ってなさそうだから、もう転職したい!
そう確信している方には、上記で紹介したような対処法は「時間の無駄」となってしまう可能性があるため、早めの転職がベストです。
これから転職活動をする方は、こちらの看護師転職サイトがおすすめです。
次でおすすめの転職先についてご紹介します。
急性期に疲れた方におすすめの転職先

急性期に疲れたと感じる理由も様々なため、おすすめの転職先をいくつかご紹介します。
転職した後に感じる悩みについては、【中途採用看護師が語る辛い悩み6つと対処法3つを解説!】を参考にして下さい。
- 回復期リハビリテーション病院
- 訪問看護
- 介護施設
- 健診センター
- クリニック
回復期リハビリテーション病院

急性期みたいに生死に関わるようなところは嫌だけど、病棟で働きたい気持ちはあるんだよね。

そんな方は、回復期リハビリテーション病院がおすすめです。
これまで、急性期では「生死に関わる処置」や「病態を改善するためのケア」を行ってきたと思います。
回復期病院では、「患者さんがもとの生活を過ごすための機能回復」を目的としています。
- 医療行為は少なめがいい
- 病棟で働くのは好き
- 多職種と連携して患者さんを支援したい
そんな方におすすめの職場と言えます。
看護師に求められる役割も大きく変わり、急性期とは違った魅力のある職場です。

リハビリスタッフと共に、患者さんのゴールに向かって協力する過程もやりがいがありますよね。
訪問看護

患者さん1人1人と向き合って看護がしたい。
急性期では叶わなかった、「患者さん1人1人と関わる看護」は、訪問看護で実現させることができます。
- 患者さんとしっかり向き合いたい
- 1人の患者さんと長い期間関わりたい
急性期ではできなかった、このような看護を提供することができます。
病院では見る事ができなかった、『退院後の患者さんの生活』に関心がある方にもおすすめです。

急性期病棟のように、「ナースコールの鳴りやまない環境」とは真逆の場所で、患者さんと向き合う事ができます。

介護施設
有料老人ホームや、デイサービスなどの介護領域でも看護師として活躍することができます。

医療行為は少なめがいい。
高齢者と関わるのは、癒されるから好きだな。
- 高齢者と関わるのが得意、好き
- 医療行為よりもコミュニケーション重視
そんな方は、介護施設に働く場所を変えてみるのもアリです。
介護領域は介護士やヘルパーがメインで活躍しています。
そのため、患者さんの異常や身体のトラブルが起きた時には、看護師として異常の判断が求められます。

これまでの経験は必ず介護領域でも役立ち、そういった場面で「やりがい」を感じることができます。
健診センター

臨機応変とか、常に先を読んで行動するのとか苦手だなぁ。
そんな方は業務内容が【健診業務】に限られた、健診センターがおすすめです。
- 多重課題や臨機応変が苦手
- ルーティン業務がやりたい
- 健康な人を相手に仕事がしたい
このような傾向にある方は、急性期から健診センターに転職することで、ストレスを最小限に働けるかもしれません。
しかし、必要な看護師の人数が少ないため、あまり募集をかけていない可能性もあります。
健診センターの求人を探したい方は、取り扱い求人数が最も多い、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)で検索してみて下さい。
クリニック
外来のみのクリニックであれば、【診療の補助】業務がメインになるため身体的負担は軽減できます。
入院施設のあるクリニックでも、これまでのような重症管理を行うことはないため精神的負担も少ないです。

私は予約制のクリニックで働いていましたが、ほとんど残業もなく、むしろ定時になるのを待っていました。
- 残業をしたくない
- 重症管理が苦手
- 地域に密着した場所で働きたい
そんな方は、クリニック勤務がおすすめです。
クリニックの中でも、給料や休暇など少しでも待遇の良い場所で働きたい方は、看護roo!で求人検索してみて下さい。
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急性期病院から脱出するために
現状、「きつい」「疲れた」と感じている方は、転職活動にかける労力を最小限に抑えた方が良いですよね。
そんな方は、看護師転職サイトの利用をおすすめします。

転職サイトって使ったことないんだけど、なんか色々大丈夫なの?

利用したことがない方は不安ですよね。私も始めはそうでした。
転職サイトについては、【看護師転職サイトのメリットとデメリットを徹底解説!】で詳しく解説していますので、参考にして下さいくださ。
今すぐ転職するか悩んでいる方も、求人を見るだけの利用もできるのでオススメですよ。
まとめ:自分に合った場所で働くのが1番!
冒頭でもお伝えしましたが、看護師にも個性があります。
人によって適正が異なるので、自分に合った場所で働くのが1番ですよね。
急性期で働くことに疲れたと感じ、悩んでいるあなたは看護師としての分岐点に立っているのかもしれません。
新しい分野へチャレンジして、あなたに合った働き方を見つけてみませんか?
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転職で、あなたの心が少しでも軽くなりますように。応援しています!

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